連日猛暑が続いていますが、体調を崩していませんか?

以前は寝る時にクーラーをタイマーで2時間ほどつけていれば安眠できたのに、最近は朝までつけっぱなしじゃないと眠れない、という方も多いのではないでしょうか。また、今年の夏は、全身に熱がこもるような夏バテの症状より、「冷えのぼせ」を訴える方が増えている印象です。

冷えのぼせは、上半身は暑く、下半身は冷えている状態です。ご本人は暑さを感じて汗をかいているため、単純に身体を温めれば良いわけでもなく、対策が難しいのが特徴です。


冷えのぼせの原因とセルフケア

冷えのぼせの主な原因は、自律神経の不調です。ストレスや不規則な生活で自律神経が乱れると、体温調節がうまくいかなくなり、上半身の血管は拡張して熱がこもり、下半身の血管は収縮して血流が悪化し、冷えやすくなります。

人前で緊張して顔が赤くなったり、手足が冷たくなったりするのと同じような状態です。

また、デスクワークなどで座りっぱなしの生活は、下半身の筋肉が動かず血行不良を引き起こし、冷えをさらに悪化させることがあります。

このような状態を改善するには、以下の生活習慣を意識してみましょう。

  • 適度な運動: ウォーキングやスクワットなど、下半身の筋肉を動かす運動は血行を促します。
  • 入浴: ぬるめのお湯にゆっくり浸かると、全身の血行が良くなり、自律神経のバランスが整います。
  • 食事: 身体を温める食材(根菜類、生姜、にんにくなど)を積極的に摂りましょう。
  • ストレス管理: 十分な睡眠や好きなことをする時間を作り、ストレスを減らすことが大切です。

鍼灸によるアプローチ

鍼灸では、もちろん全身のバランスを整えます。

自律神経を安定させるために、首や肩の緊張を和らげたり、頭頂部にある熱を冷ます「百会(ひゃくえ)」というツボを使ったりします。

個人的な見解ですが、冷えのぼせの方は自覚がなくてもお尻が冷たくなっていることが多いです。腰や臀部のツボに鍼をすることで、足先まで血流が良くなり、頭の熱感も取れてバランスが整います。

夏バテがひどくなる前に、早めの鍼灸治療をおすすめします。