「最近、おなかが張って苦しい」「おならの回数が前より増えた気がする」

そんなお悩みを抱えていませんか?

おなかのガス溜まりは、単なる不快感だけでなく、腹痛や、周りの人に迷惑をかけてしまうのではないか?というストレスの原因にもなります。当院にも、この症状でお悩みの声をよく聞きます。

このつらいガス溜まりやおならの増加は、あなたの体内で起きている「ガスの発生と排出のバランスの乱れ」が原因かもしれません。

1.なぜおなかにガスが溜まってしまうの?

おなかのガスは、主に次の2つの経路で発生し、そのバランスが崩れると症状となって現れます。

ガスの発生源原因となる行動や体の状態
飲み込んだ空気早食い、よく噛まない食事、会話中の空気の飲み込み、ストレスや緊張(呑気症)
腸内での発生腸内環境の乱れ(悪玉菌の増加)、便秘、ガスを発生させやすい食品の過剰摂取

特に現代社会では、ストレス運動不足による「腸の動きの低下」が大きな原因となっています。ストレスが自律神経を乱し、腸の動きが鈍ると、ガスがうまく排出されずに溜まりやすくなるのです。

2.セルフケアで腸の動きをサポートしましょう

ガス溜まりの解消には、毎日のセルフケアが大切です。

🌿 自宅でできるガス抜きのセルフケア

セルフケア具体的な行動効果
運動ウォーキング(1日20~30分)、ヨガ、ストレッチ腸のぜん動運動を促し、ガスの排出を助けます。
食事ヨーグルトや納豆などの発酵食品を摂る腸内環境を整え、ガスの過剰な発生を抑えます。
リラックスゆっくり入浴、趣味の時間ストレスを軽減し、自律神経を整えることで腸の動きをサポートします。
ストレッチ「ガス抜きのポーズ」(仰向けでひざを抱える)お腹を直接圧迫し、溜まったガスを押し出します。

3.鍼灸で「ガス溜まりの根本原因」にアプローチ

セルフケアを続けてもなかなか改善しない、仕事やストレスでセルフケアの時間が取れない、という方は、ぜひ鍼灸を頼ってください。

鍼灸は、腸の働きと深く関わる「自律神経の乱れ」「消化管の動き」の両面から、根本的な改善を目指します。

鍼灸のアプローチ

  1. 【脚・腰のツボ】で直接「腸の動き」を改善
    おなかの動きを司る重要なツボは、実は脚や腰にも多く存在します。これらのツボに鍼やお灸でアプローチすることで、鈍った腸のぜん動運動を活発にし、溜まったガスや便の排出を強力にサポートします。
  2. 【首・肩のツボ】で「自律神経」を安定
    ストレスなどで緊張している首や肩の筋肉を緩めることで、乱れた自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが整いやすくなります。これにより、胃腸の働きをコントロールしている副交感神経が優位になり、機能低下していた消化管の働きが回復しやすくなります。

「おならが増えた」と感じるときは、あなたの体が「ストレスや疲労で腸が疲れている」というSOSを発しているサインです。

当院の鍼灸治療で、つらいガス溜まりから解放され、心身ともに軽やかな毎日を取り戻しませんか?

お気軽にご相談ください。